こんにちは。

 

今回も前置詞シリーズです。

 

前置詞はその多岐に渡る意味や用法から

学校や塾の授業で

深く取り上げられることが少ない品詞なので、

 

ここでの記事が皆様の英語学習や

その先の奥深い英語感覚を掴む上での役に立てればと思います。

 

 

今回は前置詞「by」について。

 

 

まず、前置詞「by」のコアイメージは「何かのそば」です。

 

 

恐らく中高生達にとって一番馴染みのある使い方としては

 

Look at the girl by the door.

(ドアのそばの女の子を見て)

 

という文字通り、「~のそば」を表す「by」がありますよね。

 

これについてはコアイメージから理解しやすいと思います。

 

 

もう少し、この「何かのそば」という感覚から他の文を見ていきましょう。

 

You have to finish writing this report by 5 p.m.

(あなたはこのレポートを5時までに書き終わらせなければいけないよ)

 

皆さんも、もし学校の提出物などがあるとき、

 

厳しい先生であればその締め切りの時間を

1秒でも過ぎて出したらきっと怒られますよね。

 

「5時までに終わらせろ」とはつまり、

「5時のそば、ギリギリ前」に終わらせなければいけないんです。

 

よって、前置詞「by」は「締め切り」を表すために使われるんですね。

 

 

またこんな風にも使います。

 

I missed the train by two minutes.

(私は2分の差で電車に乗り遅れた)

 

「~のそば」というのは「完全にくっついていたり」「接触している」わけではありません。

 

そこに僅かな「空間・差」があるからこそ、「~のそば」と言えるのです。

 

つまり、「by」は「時間的・空間的・物理的『差』」も同時に表すのです。

 

 

ではもう一つ、皆さんに馴染みのあるこの文はどうでしょう?

 

This picture was painted by a famous artist.

(この絵はある有名な芸術家によって描かれた)

 

「受動態」の文で使われる「~によって」を表す「by」ですね。

 

この文にはなぜ「by」が使われるのか。

 

「by」のコアイメージである「~のそば」というニュアンスから、

 

「~のそばにある」、ということは「~からの影響を受ける」という意味に発展します。

 

 

例えば皆さんは行ったことがあるか分かりませんが、

 

よくテレビ番組などで、大きな「滝」の近くにアナウンサーが近づくと、

 

「あ~、マイナスイオンが感じられますね~」

 

などとコメントするのを聞いたことがありますか?(ーー;)ないかな

 

 

もしくは、これは私の実体験ですが、

 

大学時代、関西弁の友達と一緒にいると

いつの間にか自分も「なんちゃって関西弁」を

喋っている時がありましたΣ(・ω・ノ)ノ!関西出身ちゃうやろ

 

 

要するに、「滝」でも「関西弁の友達」でも、

その「そば」にいることによって何らかの「直接的な影響」を受けているんです。

 

This picture was painted by a famous artist.

 

の「by」は「ある有名な芸術家」の「直接的な影響」を表しているんですね。

 

よって、「この絵はある有名な芸術家の直接的な影響下で描かれた」

 

つまり、「この絵はある有名な芸術家によって描かれた」という意味になります。

 

 

さらにもう少し「by」を深堀りしていきます。

 

 

先ほど書いた通り、

 

「何かのそば」ということは

 

「何かの影響を受ける」ということに繋がり、

 

「何かの影響を受ける」ということは

 

「その影響を受けた結果がある」ということにも繋がります。

 

 

つまり、

 

「何かのそばを通って(経由して)何かの結果に至る」

 

というニュアンスも「by」によって表すことが出来ます。

 

 

この考え方で上の文をもう一度分解すると、

 

  This picture was painted      by a famous artist.

(この絵は描かれた):結果 (ある有名な芸術家によって):経由

 

やはり「この絵はある有名な芸術家によって描かれた」という意味になりますね。

 

こちらの解釈の方がイメージしやすいかもしれませんね。

 

 

この、「何かを経由して何かの結果に至る」というニュアンスから、

 

I came here by car.

 

などの「交通手段」の「by」に繋がります。

 

「車」という交通手段を「経由」して、

「ここに来るという結果に至った」わけです。

 

 

また、

 

He caught me by the arm.

(彼は私の腕を掴んだ)

 

という文では、彼は私の髪の毛でもなく、耳でもなく、

「腕を経由」して「私を捕まえるという結果に至った」たことを表しています。

 

 

いかがでしょうか。

 

前置詞「by」のコアイメージは「何かのそば」。

 

「何かのそば」にあるということは「その何かの影響を受ける」ことに繋がり、

 

「影響を受けた(経由した)結果」にも繋がっていくのです。

 

 

ここで皆さんに一つ注意点がありますが、

 

この記事を読んだ後、前置詞が学校や塾のテキストで出てきた時、

 

「この前置詞はどういう解釈をすればいいんだ(; ・`д・´)全部理解してやる」など

 

一つ一つと睨めっこしないようにして下さいね笑

 

 

皆さんが今やらなければいけないのは

 

 

テストや入試で結果を出すこと  です。

 

 

始めから本質を追い求めすぎて効率の悪い勉強をしてはいけません。

 

一瞬考えて、納得いかないものがあっても、まずは「覚える」。

 

その覚えたパズルのピースが、

私の記事などが接着剤になって、いつかは繋がっていきます。

 

 

I always stand by you.

 

 

今日はこの辺で。