こんにちは。

 

前回の「文の骨格と修飾語」という記事に関連して、

今回は「目的語」という概念について

中学生向けに説明をしたいと思います。

 

英語の骨格はまず何よりも

主語・述語(動詞)」です。

 

この「主語・述語(動詞)」が無ければ

英文は成り立ちませんが、

それ以外にも英文を成り立たせるために

必要な言葉があります。

 

その一つが「目的語」と呼ばれるものす。

 

例えば、以下の例を見て下さい。

 

・I know

私は知っている

 

・I use

私は使う

 

・I like

私は好き

 

 

きっと違和感を感じますよね。

 

確かに「主語・述語(動詞)」はありますが、

文としては情報が不十分です。

 

「何をだよΣ(・ω・ノ)ノ!」

 

とツッコミを入れたくなると思います。

 

そう、この「何を」に当たる言葉が「目的語」なのです。

 

 

英語の動詞はその機能の面から様々な分類が可能なんですが、

その分類の一つに「自動詞・他動詞」という分け方があります。

 

例えば、

 

・I run.

私は走る。

 

 

これも響きは不自然ですが、

文としては成り立っています。

 

なぜかというと、

この文の「run」は現在時制で書かれています。

 

現在時制とは

基本的に変わらないこと・普段やっていること」を表す時制なので、

※詳しくは英語の知識③現在形にて。

 

普段趣味として走っている」ことを表していると考えれば

「I run.」は文として成り立ちます。

 

このように、

その動詞だけで意味が成り立つ、

「意味が自己完結する動詞」を「自動詞」と言います。

 

しかし、

この「自動詞」だけでは意味的には成り立つとはいえ、

シンプル過ぎるため様々な修飾語とともに使われることが多いです。

 

・I run in the park. (in the park は修飾語)

 

・I run in the park everyday. (everyday も修飾語)

 

・I run with my friend in the park everyday. (with my friend も修飾語)

 

 

では先ほどの動詞はどうでしょうか?

 

・I know

 

・I use

 

・I like

 

どう考えても成り立ちませんよね。

 

「を知っている」と言うからには「何 を知っているのか」

 

「を使う」と言うからには「何 を使うのか」

 

「が好き」と言うからには「何 が好きなのか」

 

つまり、

その動詞のエネルギーや意識が向かう

対象となる言葉がないと文が成り立ちません。

 

その言葉を「目的語」と言います。

 

・I know a famous doctor. (a famous doctor は目的語)

 

・I use this computer everyday. (this computer は目的語・everydayは修飾語)

 

・I like Kumi very much. (Kumi は目的語・very much は修飾語)

 

また、上の文のように「目的語」を後ろに置かないと

文としての意味が成り立たない動詞のことを「他動詞」と言います。

 

 

実は、英語の文で一番馴染み深く、よく使われる形が

この「主語・他動詞・目的語」という形なんですね。

 

 

よって、皆さんが英作文や並び替え問題をやる時、

文の「骨格」を見抜く上で、

 

「主語・述語(動詞)」に加え、

その動詞のエネルギーがぶつかっていく対象物となる

「目的語」まで意識を向けて欲しいんです。

 

(全ての文に「目的語」があるわけではありません。

「I run in the park.」のように

「自動詞」と「修飾語」で成り立つ文もあるからです。)

 

 

ここで1つ注意して欲しいことがあります。

 

例えば下の例文で「目的語」にあたる言葉はどれでしょうか?

 

・I know that Tom lived in Tokyo two years ago.

 

 

 

正解は、

that Tom lived in Tokyo two years ago」が

この文の「目的語」です。

 

 

「目的語」と聞くと「単語1語」だと

思い込む生徒が中にはいるんですが、

 

「目的語」とはあくまで

 

「動詞のエネルギーがぶつかっていく対象物となる言葉」です。

 

 

「私が知っていること」は何でしょうか?

 

「トムが2年前東京に住んでいたこと」ですよね。

 

このように、

ある程度の「言葉のまとまり」が「目的語」になることもありますから、

視野を広く考えて下さいね。

 

 

今日はこの辺で。