こんにちは。

 

今回は前回紹介した
「現在完了」について
続きを書きたいと思います。

前回の記事:英語の知識⑨現在完了


「現在完了」の頻出・定番問題の一つに

「have gone (to)」と「have been (to)」を

使い分けを問うものがありますよね。

 

今回はこの2つを掘り下げていこうと思います。

 

 

まず、よくテキストに載っている訳は以下の通りです。

 

have gone to

→「~に行ってしまった
(その結果今ここにはいない)」(完了・結果)

 

have been to

→「~に行ったことがある」(経験)、
「~に行ってきたところだ」(完了・結果)

 

そして定番の説明として、

 

「~に行ったことがある」(経験)は

「have gone toではなく、
have been toで表すから気を付けよう」

 

というものです。

 

不思議ですよね。

 

 

なんで「~に行ったことがある」なのに
「have been to」とbe動詞を使って表すのか。

 

 

順を追って説明していきます。

 

 

まずは「have gone to」から。

 

まず、動詞「go」は皆さんは「行く」という

意味で理解していると思いますが、

正確なコアイメージは違います。

 

「go」のコアイメージは「起点から離れる」です。

 

このコアイメージを元に、以下の文を分解してみます。

 

He has gone to America.(彼はアメリカに行ってしまった)

 

→He(彼は)・has(状況を抱えている)
・gone to America.(アメリカへと離れてしまった)

 

「彼はアメリカへと離れた状況を今も抱えている」

 

→「彼はアメリカに行ってしまった(結果、今ここにはいない)」

 

という「完了・結果」の文の完成です。

 

「go」のコアイメージは「離れる」なので、

彼が元々いた場所から離れてしまい、

またその状況を今も抱えているということは

元々いた場所には今はいない、ということです。

 

 

次に「have been to」。

 

まず、
be動詞のコアイメージは「存在(ある・いる)」です。

 

以下の例文を見てみましょう。

 

He has been to America twice.
(彼はアメリカに2回行ったことがある)

 

→He(彼は)・has(状況を抱えている)
・ been to America twice(アメリカに2回いた).

 

「彼は過去にアメリカに2回いたことを今も抱えている」

 

→「彼はアメリカに2回いたことがある」

 

→「彼はアメリカに2回行ったことがある」

 

という「経験」の文章が完成です。

 

「アメリカに2回いた」ということは

現在から見れば「アメリカに2回行ったことがある」ということです。

 

 

また、「have been to」はこんな意味合いでも使います。

 

He has just been to the post office.
(彼は郵便局にちょうど行ってきたところだ)

 

→He(彼は)・has(状況を抱えている)
・just been to the post office.(ちょうど郵便局にいた)

 

「彼はちょうど郵便局にいたという状況を今抱えている」

 

→「彼はちょうど郵便局に行ってきたところだ」

 

というこちらは「完了・結果」の文になります。

 

※ちなみになぜ前置詞が「in」ではなく、「to」を使うのかは、
恐らく「in」だと「ずっとアメリカや郵便局にいる」
という「継続」のニュアンスが強くなってしまうため、
方向を表す「to」が使われているのだと思います。

 

 

どうですか?

 

このように本質から考えれば
一見暗記するしかなかった無機質なルールも、

 

「ああ~、こういう感覚のもとに使っているわけね( *´艸`)」

 

と少し納得出来ると思います。

 

 

 

今日はこの辺で。