こんにちは。

 

今回は前回紹介した

「過去分詞」の「受動と完了」というコアイメージのもと、

現在完了」について書きたいと思います。

※前回の記事:英語の知識⑧分詞

 

まずこの「現在完了」は中学3年生で学習する単元ですが、

ざっくりといえば、

「have+過去分詞」によって

以下の3つ用法があると学習します。

 

「~したところだ・~してしまった」
(完了・結果)

 

I have just finished my homework.

(ちょうど宿題が終わったところだ)

 

 

「(ずっと)~している」(継続)

 

I have lived in Nagano for 5 years.

(私は5年間長野に住んでいる)

 

 

「~したことがある」(経験)

 

I have visited France twice.

(私はフランスに2回訪れたことがある)

 

 

これらについて、

 

「ふ~ん( ..)φメモメモ」

 

と聞いてそのまま覚えてもいいんですが、

英語学習の際にはコアイメージ

押さえることが大切でしたね。

 

上の3つの例文も、
コアイメージは1つです。

 

それぞれ文脈によって枝分かれした結果、

日本語に直すとたまたま

3つの訳になっている、

というだけなんですね。

 

 

では「現在完了(have+過去分詞)」の

コアイメージを見ていきましょう。

 

それは、

 

「過去に完了した出来事を今も抱えている」です。

 

 

ちょっと復習です。

 

以前、「have」という言葉は

 

「自分のテリトリー内での

物事の状態や出来事を表す言葉である」

 

と書きました。

 

「自分のテリトリー」とは

物理的空間や時間的空間も表します。

 

また「過去分詞」は

「受動と完了」のニュアンスを持つ言葉でしたね。

 

 

例えばこの例文を考えてみましょう。

 

・I have already eaten lunch.

 

分解してみます。

 

I(私は)・have(状態を抱えている)
・already(すでに)・eaten lunch(ランチを食べた)

 

→「私はすでにランチを食べた状態を抱えている」

 

→「私はすでにランチを食べてしまった」

 

という「完了・結果」の文が完成しました。

 

一応確認ですが、

ランチを食べたことは「完了」しており、

またランチは私に食べられたんです(受動)。

 

 

続けて先ほどの3つの例文も同様に分解してみましょう。

 

・I have just finished my homework.

 

I(私は)・have(状態を抱えている)
・just(ちょうど)・finished my homework(私の宿題が終わった)

 

→「私はちょうど宿題が終わった状態を今も抱えている」

 

→「私はちょうど宿題が終わったところだ」(完了・結果)

 

 

・I have lived in Nagano for 5 years.

 

I(私は)・have(状態を抱えている)
・lived in Nagano(長野に住んだ)・for 5 years(5年間)

 

→「私は長野に住んだ状態を5年間今も抱えている」

 

→「私は長野に5年間(ずっと)住んでいる」(継続)

 

 

・I have visited France twice.

 

I(は)・have(経験を抱えている)
・visited France(フランスに訪れた)・twice(2回)

 

→「私は2回フランスに訪れた状態を今も抱えている」

 

→「私は2回フランスに訪れたことがある」(経験)

 

フランスに訪れた出来事はもう完了しており、

その出来事をこの人は2回抱えているんです。

 

つまり、

「フランスに2回訪れたことがある」という意味になります。

 

 

どうですか?

 

このように、「have+過去分詞」というのは

適当に作られた無機質なルールではなく、

 

「have」が持っているコアイメージと、

「過去分詞」が持っているコアイメージが

組み合わさることによって、

様々な意味を作り出しているだけなんです。

 

よく中学生の生徒たちに

「to不定詞3用法」や「現在完了3用法」の話をすると、

 

なんで1つの単元で
3つも用法あるんだよ(゚Д゚;)
どうなってんだGo!?」

 

という不平不満が爆発するのに

私は恐れおののいているのですが
( ;∀;)ガクガク

 

このようにコアイメージを
押さえてしまえば納得いきませんか?

 

「to不定詞」も「現在完了」も1つのコアイメージから

たまたま3つの訳になっているだけです。

 

※特に集団レッスン中は限られた時間の関係上

+色々な理解レベルの子に合わせなければいけないので、

今の私の実力では

必要最低限の説明しか出来ません( ;∀;)ごめんなちゃい

だからこそこの記事を書いているんですが。

 

 

また、よく生徒から

 

I ate lunch.

(私は昼食を食べた) 

という過去形の文と、

 

I have eaten lunch.

(私は昼食を食べたところだ) 

という現在完了の文は

 

何が違うの?(゚Д゚;)言ってること一緒やん??

 

 

という質問を受けます。

 

 

確かに「昼食を食べた」という事実は一緒です。

 

ただ、「意識の焦点」が違うんですね。

 

 

過去形は

「現在から切り離された過去の出来事」

を表すために使います。

 

よって、「I ate lunch.」の文では

 

「過去に昼食を食べた」という

「過去の出来事だけ」に意識の焦点があります。

 

 

それに対し、

 

現在完了の焦点は「現在」です。

 

「過去に完了した出来事を、

今現在どのような状態で抱えているのか」

に意識の焦点が当たっています。

 

よって、

「I have eaten lunch.」の文では、

 

「現在に近いところで昼食が食べ終わり、

今もその状態を抱えている」んです。

 

 

例えば、

以下は私の実際の会話の例です。

 

私が外国の友人Aと一緒に

お昼を食べようかと思って声をかけるシーンです。

 

 

Go:Hey! Lunch?(よう、昼飯?)

 

A:Sorry, I have already eaten.
(ごめん、もう食べちゃった)

 

 

分かりますか?

 

外国人教師Aはすでに昼飯を食べて終わっており、

私に謝ってきたということは、

「今はもう食べる余裕がない」ということでしょう。

 

「昼飯を食べ終わったという事実」を、

「自分が今現在どういう状態であるか」

ということまで含めて話しているので、

過去形ではなく、現在完了形で返答してきたのです。

 

 

このように、

 

過去形でも現在完了でも言ってること一緒だろ(゚Д゚;)」

 

と思われることであっても、

 

表現が違えば話者の伝えたい
ニュアンスは変わってくるのです。

 

 

現在完了についてはまだ書きたいことがあるんですが、

とりあえず今回は、

 

「現在完了とは過去の出来事を今も抱えているイメージ」

 

ということを是非覚えておいて下さい。

 

 

今日はこの辺で。