こんにちは。

 

前回、「英語のコアイメージ」という記事の中で、

「現在完了」に使われる「have」にも

動詞の「have」と同様のコアイメージがある、

という話をしました。

 

なので今回はその続きとして

「現在完了」について書こうと思ったのですが、

 

その前に、

「現在完了」は「have+過去分詞」ですよね。

 

そこで、

今回は「現在完了」をより良く理解する前提として、

過去分詞を含む、

分詞」についてまず書こうと思います。

 

※中学生の皆さん、すいません( ;∀;)

今回は少し高校生向けの記事になります。

でも大切なことなので頭の片隅で覚えておいて下さい。

 

 

まず、

「分詞」とは「現在分詞」と「過去分詞」を指します。

 

この「分詞」は中学英語では

名詞を修飾する「限定用法」としてしか学習しませんが、

 

高校英語になると

文中で補語として使われる「叙述用法」を始め、

「分詞構文」など、

文中で様々な働きをする言葉であるため、

学習者たちを最も悩ませる単元の一つだと思います。

 

しかし、

「分詞」の文法問題を解く際に、

注目すべき点は実は多くありません。

 

「分詞」の正体をちゃんと理解し、

コツさえ掴めば、ほとんどの問題は

 

「これはこうだろ(~_~メ)ふん」

 

と解けるようになります。

 

では「分詞の正体」について説明していきます。

 

 

まず、

「分詞」は「現在分詞」と「過去分詞」の2つを指しますが、

それぞれの「コアイメージ」を紹介します。

 

「現在分詞」のコアイメージは「能動と進行

 

「過去分詞」のコアイメージは「受動と完了」です。

 

 

始めに「現在分詞(能動・進行)」の説明から。

 

「能動」とは「~が・は~する」という

主述関係が成り立つこと。

 

「進行」とは「動作の途中」、

言い換えれば「動作の未完了」を表します。

 

 

たとえば以下の例文を見て下さい。

 

Tom is writing a report. 

(トムはレポートを書いています)

 

この文は「現在進行形」という文法として学習しますが、

正確には以下のような構造になっています。

 

Tom(トム)・is(=)・writing(書いている)・a report(レポート).

 

「現在分詞」が持つ「進行」というコアイメージから

be動詞と組み合わせることによって「~している状態である」、

つまり、「~している」という訳を作ります。

 

また、「トムは書いている」という

「能動」の主述関係が成り立っていますよね。

 

「能動・進行」両方のニュアンスが含まれています。

そしてレポートはまだ書き終わっていません。

(動作の未完了)

 

 

次の例文です。

 

The boy writing a report is Tom.

(レポートを書いている少年はトムだ)

 

この文は「分詞」という文法で学習しますが、

構造としては以下の通りです。

 

The boy(その少年)・writing a report(レポートを書いている)・is(=)・Tom(トム).

 

この現在分詞(writing)は

前の名詞がどんな状態なのかを

補足説明する働きをしています。

 

ここでも、

「レポートを書いている少年」という「進行」と

「少年はレポートを書いている」という「能動」の

主述関係が成り立っています。

 

そしてこの文でもレポートは

まだ書き終わっていませんよね(未完了)

 

 

次の例文です。

 

・I saw Tom writing a report.

(私はトムがレポートを書いているのを見た)

 

I(私は)・saw(見た)・Tom(トム)・writing a report(レポートを書いている)

 

この現在分詞(writing)は知覚動詞「saw」に続く、

「Tom(目的語)」がどんな状態なのか

を説明する補語として使われています。文型で言えばSVOCの文です。

 

「トムはレポートを書いている」という「進行(未完了)」と

「能動」の主述関係が成り立っていることが分かりますか?

 

 

このように、「現在分詞」は「現在進行形」として使われようと、

名詞を修飾する限定用法として使われようと、

補語(叙述用法)として使われようと、

必ず「能動」と「進行(未完了)」のニュアンスを含んでいるのです。

 

 

次に「過去分詞(受動・完了)」を見ていきましょう。

 

「受動」とは

「~が・は~される」という主述関係が成り立つこと

 

「完了」とは

「その動作が終わっていること」を表します。

 

This book is written in English.

(この本は英語で書かれている)

 

この文は「受動態」として学習しますが、

分解すると以下のようになります。

 

This book(この本)・is(=)・written(書かれた)・in English(英語で).

 

「この本は書かれた状態だ」、

つまり「この本は英語で書かれている」という文になります。

 

「この本は書かれた」という「受動」の主述関係と、

「書く」という動作はすでに終わっている「完了」、

両方のニュアンスを含んでいます。

当然ですよね、

書き終わっていなければ本として成り立ちません。

 

 

・I like books written by Higashino Keigo.

(私は東野圭吾によって書かれた本が好きだ)

 

I(私は)・like(好きだ)books(本)・written by Higashino Keigo(東野圭吾によって書かれた).

 

このwritten(過去分詞)は前にある名詞を補足説明しています。

ここでも、「本は書かれている」という「受動」の主述関係と、

もちろん「本はすでに書き終えられている」という

「完了」のニュアンスがあります。

 

 

・I had my computer fixed by Tom.

(私はコンピューターをトムに直してもらった)

 

I(私は)・had(状態を持っていた)・my computer(私のコンピューター)・fixed by Tom(トムによって直された)

 

この使役動詞のhadは前回説明した通り、

「自分のテリトリー内での物事の状態」を表します。

 

私のテリトリー内でトムによってコンピューターを直された、

つまり、

「コンピューターをトムに直してもらった」という意味になります。

 

ここでも、

「コンピューターは直された」という

「受動」の主述関係が成り立ち、

もちろん、修理は「完了」していますよね。

 

 

 

以上、見てきたように、

「現在分詞」は常に「能動・進行」のニュアンスを持ち、

「過去分詞」は常に「受動・完了」のニュアンスを

持っていることが分かりましたか?

 

結果的に、

これらがbe動詞と組み合わされば

「現在進行形」や「受動態」という文法を作り、

 

haveと組み合わされば「現在完了」という文法を作り、

 

名詞と組み合わせることによって

「それがどんな状態の名詞なのか」を

説明するための言葉として使われるのです。

 

 

我々が使っている教科書や

テキストに書かれている文法ルールは

「日本人が英語を学習するため」の英語のルールです。

 

我々が国語の文法を意識せずに日本語を使っているように、

英語話者がいちいち文法を意識しているわけがありません。

 

とにかく、現在分詞は「能動・進行」

過去分詞は「受動・完了」のニュアンスを持つ言葉として

文中で様々に使っているだけなのです。

 

 

こららのことを常に意識しておいて下さい。

 

分詞に関連する問題のほとんどが、

 

「能動関係か、受動関係か」、

 

「進行中か、完了済か」

 

を見極めて解かせる問題です。

 

 

いや~、

今日は少し固い文章になってしましました( ;∀;)

 

もう少し柔らかく分かりやすく書こうと思ったんですが、

今の私ではこれが限界です( ;∀;)ゆるちて

 

何かあればいつでも聞いてください。

 

今日はこの辺で。